教銘舎の太田です。こんにちは。
知人の車が車検だったので、いつも懇意にしている整備工場を紹介した。
バッテリーが寿命なので交換した方が良いと担当者の方から教えて頂いたので、
ネットで購入して整備工場へ送るよう本人に伝えた。(整備工場で購入すると高いため)
車検から返ってくると車検に関係の無いところで不具合が発生し、
本人が整備工場へ連絡したところ一度車を見せてほしいと仰られたらしい。
本人から電話で事と次第を聞いた時、近くに居たので車を見に行くことに。
実際に車を確認すると、普段は動かしていなかったものがバッテリーの交換によってリセットされ、
エンジン始動とともに動いたことによって故障が発覚したものと思われた。
音と動作からしてモーターのギア欠けなので整備工場に不備はない。
ないのだが、ユーザーからしたら車検から返ってきたら壊れたになってしまうのも分かる。
調べたところ修理は出来ず(モーターだけの部品は出ない)、
全体での交換になるため部品代だけで10万超えるようで
本人曰く普段は使用していない電装品ということなのでカプラーを抜いてしまい、
電気的に作動しないようにして処置は終了。
壊れやすい、壊れにくいという点で観ると高いから壊れにくいもの、高いからこそ壊れにくいものがある。
自分の持っているもので言えば、安いスーツは多少の雨に打たれてもシレっとしている。
でも、良い生地を使用しているスーツは少しの雨ですぐヨレッとしてしまう。
中華製のドライブレコーダーはSDカードの上書きが出来なかった(笑)
でも国産のドラレコは確りと前方を見守っている。
高い=製造コストがかかる。という点において、
その製品がどちらの方向へコストを配分しているのかで耐久性が変わるのであろう。
乗った事はないが、フェラーリやポルシェの部品交換スパンはメーカー推奨で国産の半分から三分の一だ。
それは高速域での走行を想定しているからで、こういったメーカーはコストをそちらに振っていることが分かる。
では国産メーカーはというと、速度はそこそこで、メンテナンスをせず放置で乗ってしまう人が多いことを想定して
耐久性にコストを振っているように思う。
今回のように車検後すぐに故障した場合、整備工場としては己に悪いところがなかったとしても
翌日車をみて、必要があれば修理なり交換の提案となるのだろうが
車を知らないユーザーが相手だと中々納得してもらえないこともあるだろう。
もしそれでユーザーが納得せず、整備工場に修理を要求したり、訴訟すればどうなるか?
今後整備工場は過剰整備をして車検後に故障が出ることを防止していかねばならなくなるし、
訴訟に対して保険に加入するなり、別枠でお金を積み立てておく必要も出てくる。
結果ユーザーの負担する車検代や修理費用が割高になっていく。
今回のケースのようにバッテリーを整備工場以外から購入して持ち込みするなんてことは絶対に出来なくなるだろう。
塾も同じで… … という話になるといつもと同じになってしまうので止めておこう。
ただ、やはり信頼関係というものは重要で、
友人知人から紹介を受けた店というのは信頼(クレジットとも言う)を借りて利用しているのだから、
お互い慎重にならなければいけないと思った。
それでは。