志望校を落とす?落とさない?

  • 2015.01.16 Friday
  • 14:46
教銘舎の太田です。こんにちは。



生徒やその保護者さんは、この季節になると多かれ少なかれ

志望する高校のことで思い悩むことが増えるだろう。



志望校を下げたいという生徒の気持ちも分かるし、

それとは逆に、下げたくないという生徒の気持ちも分かる。



生徒はまだ自分のことだから良いとして、

保護者の方は何とか子どもの力になってやりたいが、

寄り添い応援してあげることしか為す術がないので余計に辛いことだろう。



初めての受験や長子なのであれば、焦ってしまうのも分かるが

志望校の選定はまだまだ早い。

勿論目標とする高校を想うことはよいことだが、

現在の点数が何点で、内申点が何点だから一つランクを落として。などと考えるのは時期早尚である。



中3からの入塾の場合、内申点対策のためにこれまでの殆どを中3の内容に費やしてきている。
(富山は入試200点・内申150点のために、全体に占める内申点割合が高い。ちなみに石川県は入試500点・内申180点であったと記憶している)

中には部活を10月・11月までしていたために、

本腰を入れて受験勉強を始めたのが冬期講習からという生徒もいるのだから、

現時点で合格可能な高校に的を絞ってしまうのは、

大学入試で例えるなら高校2年生の夏位に模試でB判定が出ている大学を選ぶようなものだ。


中学校側としては、早く生徒の行き先を決めてあげたいという思いからか

現時点で合格可能な高校を進められることがある。



昨年度の入試で高岡南に合格した生徒などは、

高岡西高校も危ないと担任に告げられ、泣いて私に問うた。


私としては、砺波高校にと考えていた生徒であったので

模試や通知表から想定される内申点、これまでの実力テストの点数と

これまで南高校に合格した先輩のデーターを基に、絶対に合格出来るから

心を惑わさずに、弛まず努力を続けるように話をした。



学校の面談で、『落ちても構わないので、南を受験します。』

と言った生徒に、


「今年は南の受験希望者が多いから、高倍率が予想される。やはり志望校を下げた方が良いのでは?」


と助言を頂いたようだが、蓋を開けてみると…


定員割れ。


砺波高校でも同じ現象が起きた。



当然砺波志望の生徒にも、同じような進路指導が行われていた。


やはり昨年度砺波高校に合格した生徒は、

○○模試で、砺波高校志望者中5位以内に入っていたのにも関わらず

学校の面談では志望校を下げるように指導を受けており、

願書を出す数日前に、私が説得して砺波を受けることになった。


その時私は、『君が落ちたら、私は塾を辞める。絶対に合格するから安心してね。』とそこまで言った。



その位学校の先生の影響力というのは強いものだ。


学校の先生方も勿論生徒のことを想い、公立高校に合格できるように導いて下さっているのだろうが

一塾人としては、まだそういったことをいう時期ではないと考えるのだが。。。



一昨日のこと、ある生徒と志望校のことについて話合う機会があった。


志望校を一つ?いや、二つ三つ落としたいという生徒に理由を問うた。


すると、今の点数では○○高校に入るのが厳しいって言われました。

入っても、ついていくのが難しいとも。


それなら△△高校に入ったほうが、部活も出来ますし・・・



当然私は反対なので、様々な観点から話をした。


特に強く伝えたことが、

○○高校だから良くて、△△高校だから駄目だということはないが

そこに至る経緯や過程は非常に重要だということ。


また、推薦入試で入った生徒と一般入試でギリギリまで追い込まれて、

それでも逃げずに努力を続けて入学した生徒では、高校に対する愛着やプライドも変わってくること、

何より学力や精神力の面で大きな差が生まれてしまうことを伝えた。


そして、本当に君のことを案じて考えている人が

『○○高校に入ってもついていけないかもしれないよ。』などと言うのか?と質した。

 


私なら、実際には厳しいと感じたとしても

 

『そこに入ってもついていけるように、こういった勉強法で部活はこのようにして、頑張っていこうよ。』と話をするだろう。

 

 

高校はたとえトップで入ったとしても、出てくる時にトップである可能性は非常に低い。

 

 


高校入試まで誰かにさせられていた勉強をしていた生徒などは

 

これまで数年間積もらせていたものが、雪崩を起こすことが間々ある。

 

 

中学校までは親御様の影が7割から8割あったものが、

 

高校に入ると本人の意志が9割以上になってしまう。

 

だからこそ、中学校迄にキチンと育てておかないといけないとも思う。

 

 

話を戻そう。

 

 

そのように話をし、その場で結論を出さなくてもよいと伝えて席を離れた。

 

 

伝えるべきことは伝えた。

 

 

差出がましいことかもしれないが、生徒のためにならないと考えられることであれば、

どれだけ周りから反感を買っても、誰と衝突しても貫き通そうと思っている。

 

 


それが生徒を預かる私の責任だからだ。

 

 

それではこの辺で。



 
コメント
勉強になりました。

バイトとはいえ、生徒と真剣に向き合っていこうと思えました。
  • 福岡県民
  • 2016/12/06 3:48 AM
福岡県民さん、古い記事にコメントを頂いてありがとうございました。
返信が遅くなりましたことお詫び致します。


福岡県民さんのお陰で以前書いたこのブログを読み返し、この当時中3だった生徒のことを思い出していました。
時が経つのは早いもので、彼等は今年大学受験です。

彼等が中学校であれだけ努力して入学した高校、高3年になった彼等は中3の自分に笑われぬだけの努力を出来たのでしょうか。

どのような進路に進もうが、または進まぬことを選んだとしても自分を信じられなくなるようなことだけはしてほしくないと願うのは老婆心だと思いますが、どれだけの時を重ねようとも私の中での彼等はずっと生徒なのだと思います。

福岡県民さんもアルバイト?で生徒指導をしておられるのでしょうか。
もし相談などありましたらお気軽にご連絡下さいね。

それでは。
  • おおた
  • 2017/03/16 11:07 PM
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