教銘舎の太田です。こんにちは。


来月10日より3階へ移転し、生徒募集を再開する。
このように、当塾は拡大路線をとっているが、
その理由についてこの場を借りて申し述べておく。


生徒数を増やすことは経営状態を安定させるだけではなく、
現在在籍している生徒の為でもあるのだ。


それを言うと、多くの保護者様は首を横に傾げるだろう。


『生徒数が少ない方が、ちゃんと見てもらえる。』


そんな声が聞こえてきそうだ(苦笑)



では以前と比べて、
現在は『ちゃんと見てもらえていないか?』

私は答える立場に無いので、
以前から通塾している生徒を例に出してご説明しよう。



当塾は当初金沢にしかなかったが、
富山県でも家庭教師の派遣は行っていたので、
次第に金沢迄通塾する生徒が増えてきた。


毎週高速や電車を使って
富山から金沢に通う生徒たちをみていて、
高岡教室の開講を決めた。


そのような経緯で開講した高岡教室だったので、
当初は土曜日と水曜日だけの授業だった。
最大でも週に10時間の授業時間。。



それだけでは足りないので、
結局金沢まで通塾する生徒が数名居た。

申し訳ないとは思いながらも、
その時の状況では金沢をそれ以上空けることが出来なかったので、
生徒に来てもらうしかなかった。。


高岡教室に受験生は2名しかいなかったが、
手のかかる生徒だったので一般募集は控えていた。


経営的には勿論赤字だった。。。


高岡教室の開講から2年が経過し、
山本も金沢教室を任せられる程に成長したので、
初めての一般募集を行った。


それを機に、月・水・金の週3日開講となった。
やっと週に12時間。


順調に伸びる成績、少しずつだが口コミでの入塾も増えていった。
一般募集を始めて更に一年が経った。
以前から念頭にあった『補習塾』を始めることになり、
それに伴い開講曜日は月〜金までとなった。
これで週に25時間。



それから生徒が増え続け、
教室の椅子が足りなくなって
階下の不動産店に借りにいくことも出てきた。

生徒が増えた分、指導が行き届かないという懸念と、
宿題が出来ない生徒の為に土日や祝日に臨時開講することも格段に増えた。


この9月は開講しなかった日が5日、
週6日開講している計算になる。
授業時間も、多い生徒では100時間を超える。


………



『生徒が増えたら、ちゃんと見てもらえないかもしれない』
という心配は無用のものだとご理解頂けるだろうか?



生徒が増えた分、開講日も増え、開講時間も延びている。
保護者面談も年に4回、5回と行うようになった。


週に2回、3回開講していた時よりも、
保護者の方との距離も縮まり、
激励のお言葉や差し入れを頂くことも増えた。



教室面積を増やし、生徒を募集するのには他にも訳がある。



以前にある保護者の方から言われた言葉がある。


『そんな経営だと、塾を潰しますよ。』


私がお客様の事情(母子家庭等)で、
料金を下げていることに対しての言葉だった。


悔しかった。
自分が正しいと思っていたことだけに、胸に刺さった。


じゃあ平等ってなんだ?
生まれた家の経済状況、両親の勉強への理解度、通学する学校、
勉強が出来ない生徒は、なんらかのハンデを背負っていることが多い。



経済的な理由で塾に通えない子どもだって沢山いるだろう。

そんな中で何かの縁で当塾を訪れた生徒、
私の懐に入った生徒位は己の才覚で平等な教育を受けさせてあげたい。


そう思ってのことだった。


確かに経営は大事、でも生徒を思う気持ちはもっと大事だ。
青臭いことを言っていること、正規の費用を支払って塾に通っている生徒に対する不平等。その位は分かっている。


そのバランスを綺麗にとってやる、
不平等の穴は自分の身を削ってでも埋める。
そう心に誓った。



当塾のウィークポイントに費用がある。
大手から見るとちょっと安く、個人塾から見るとちょっと高い。
個人的には激安だと思っているのだが。。。


前置きが長くなったが、結論を。


生徒数があるラインを超えたら、
授業料金を下げたいと考えている。
そうすれば、費用の問題で当塾に来れない生徒にも足を運んでもらえるだろう。

環境の不平等を少しでも是正したいと考えてのことだ。


料金を下げたからといって、質を落とすことは絶対にしない。
それは過去に受験生2名のために塾を開いていたことをご説明すれば、ご理解頂けるだろう。


そして私に苦言を呈して下さった保護者の方に、お礼を言いたい。


『貴方の言葉があったればこそ、
発奮してここまでくることが出来ました。
正しいことをしているという自分に酔っていた私を
戒めて下さって、ありがとうございます。』


………



拡大路線については様々なご意見があるだろう。
その一つ一つに真摯に向き合っていきたいと考えている。
私が道を違えた場合は教えてほしい。



それではこの辺で。


 

教銘舎の太田です。こんにちは。


昨日は遊び呆けてやりました。



塾や教育とは一切関係ありませんので、あしからず。。



事の始まりは、先週登山をした立山から観た景色。
富山平野、富山湾があまりにも美しい。。。
今日は山から海を観た、今度は海から山を、朝日や夕日を観たい!!


『そうだ海に行こう!』(京都ではなく…)


ということで、巻き添えにされたのは元アルバイトの彼。


集合は早朝4時。
そこから一路氷見へ車を走らせる。


氷見の海岸線を県境近くまでいく。

早朝にも関わらず、
カヤックやボートを積んだ男たちがいそいそと用意をしている。


……


彼等が本気すぎて、自分たちのなんちゃって釣りが恥ずかしい。


急に釣りにいこうと思い立ち、
釣具屋で8,000円も!?(二人分)かけて用意した釣具たちは
あまりに貧そうだった。

釣竿とリールのセット、ぶらくり、疑似餌、、、以上!!


笑っちゃうくらい適当な道具で、ふらりとやってきてしまった。


『他人は他人』、私は母親からこのように言われた記憶がない。
もし言われていたら、ちゃんと反論できただろうに(笑)


良き場所を見つけて釣りを開始する。
今日はテトラポットの穴釣りだ。。
狙う獲物はメバルやアイナメ、ソイやヘベラなど。


ちなみにエサは疑似餌。つまりは偽物。
生きている虫を触ること、
その虫を針に刺すことなんて恐ろしくて出来ない。

そもそも釣っても食べずに逃がす予定(つまりは遊び)なのに、
そのために殺生なんて出来ない。


それでは死んだ虫も浮かばれまいよ←自分が触れない言い訳。


足場は悪いが、そこは山男。ひょいひょいとテトラを駆ける。


………



釣れん。


おお!!


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海の向こうに立山、そこから昇る朝日。
うっとりするくらい美しく、神々しい。


と、そこに○岡の声が。。


『あ、当たりがありました!!』


マジかよ!


容赦なく当たりがあったというポイントへ乗り込む。


糸を垂らして…



釣れた!!!


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太:『がはははっは!!悪いのぅ』←完全に悪代官

そういえば、私のキャラが『おじゃる丸』に似ていると言われたことがある。
バイトからつけられたあだ名は『若』
『暴君ハバネロ』というお菓子が売られていた頃は、
『暴君トモネロ』と呼ばれた。


彼等は未だにこの呼び名で呼んでくる(笑)


○岡君の獲物をゲットして、満足。。  ふう、お腹が空いたな。

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山で愛用のストーブと鍋でカップヌードルを作る。
手作りのおにぎりと一緒に朝餉とした。


海と山、朝日を見ながらの食事は美味い!!


その後場所を移動するが、○岡君は釣れない。
私は5〜6匹釣って、後は○岡君のサポートにまわる。
ポイントを教え、エサをつけ、アドバイス。

でも釣れない。

う〜ん、これはセンスの問題だね。


海釣りを諦め、池に向かう。
こんなこともあろうかと、池釣り(鯉釣り)の用意もしてある。


向かうのは…


『俺の池!!』


祖父の実家にある。かんがい用ため池。
『大きな鯉が釣りたい!』と言う幼き私の願いを祖父が聞き、
そこに大量の鯉を放しちゃったという池なのだ。
それを聞いたときの、母親の絶句顔、私の狂喜振り、祖父のしたり顔、それぞれの表情が面白かった。


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期待して向かった『俺の池』だが、夏の日照りですっかり水かさが減り底が見えるほどになっていた。


これでは釣りにならんな。。。



いっそ津幡に戻って、
近くの川で釣りをせんまいかということになった。


来た道を戻るのもつまらないので、羽咋を回って帰ることにした。


つづく。。

教銘舎の太田です。こんにちは。


未だ妄想の域を出ないが、
10月の中間テストが終わったら子どもたちと旅に出たい。


結局夏期講習も勉強漬けだったし(毎年遠足に行っていた)、
これから受験に向けて突き進むので、最後のチャンスだろう。



行き先の候補は下記の通りだ。


長野・山梨 
シャトレーゼの工場見学・富士山周辺の自然景勝地巡り・
オルゴールやサンタ・天使館・太宰治館・
夜は皆でBBQと花火、時期はずれの肝試しなんかもいい。


三重    
長島スパーランド


岐阜・愛知 
明治村(何だか楽しいらしい)・アクアトト岐阜(水族館)・
名古屋港水族館・名古屋科学館
(名称が違うかも、でっかいプラネタリウムのあるところ)


福井    
越前松島水族館・恐竜・科学館


京都・奈良 
世界遺産郡・京都水族館・京都国立美術館


う〜ん、こんなところだろうか。
山梨以外は日帰りの予定。


でも一泊二日の方が楽しいだろうな。

あ、石川県もありかな。
能登島水族館に憩いの森、ガラス館に千枚田やボラ待ちやぐら。
まだまだ出てくる。


生徒の意見も勿論だが、親御様はどのように感じられるのだろう?


そんなことをしている場合ではない?
普段頑張っているからご褒美に?
費用がかかるのはちょっと?


普段一生懸命頑張っている生徒は是非連れていってあげたい。

勉強だけが勉強じゃないし、
こういった機会には普段勉強をしていてはみれないような
表情をみれたり、気付けなかった長所に気付くことがある。


後は調整次第だ。


日程、費用、行き先、目的。
上手くバランスをとれればいいな。


保護者の皆様、
もしご意見があればお聞かせ下さいね。


それではこの辺で。

 

教銘舎の太田です。こんにちは。


先日生徒を𠮟った。
入塾して半年近く経つ生徒だが、
あれほど厳しく叱ったのは今回が初めてだ。


受験生ながら部活終了後も様々なことに取り組んでいる生徒で、
そのこと事態は私としても応援していた。


他の活動の為に塾の時間に遅れてくることも認めていたし、
明日は早いのでと言われれば、早く帰宅することも認めた。
宿題に関してもしかり。


『あれあれこうなので。』と言われれば極力減らした。
しかし、それにも限度というものがある。


彼は受験生なのだ。
入塾時に親御様、本人の希望としてお聞きした高校なら
このままいけば無事合格するだろう。

しかし、半年の月日が、彼の努力が目標校を変えさせた。
そこに達するには、まだまだ勉強が足りない。
彼は中3からの入塾なので、中1中2の復習がまだまだ間に合っていないのだ。


まず絶対的な知識が足りていない状態。
知識を得たとしても、次はそれが抜けないようにしながら
他の知識と繋げていかねばならない。

そこからは切っ先に磨きをかけて、
尖らせていく、研いでいく工程がまっている。


陶芸でいうなら、まだ土練りの段階。
登山でいうなら、まだ麓の段階。
ビリヤードなら、真っ直ぐ突けるようになった段階。
釣りでいうなら、仕掛けをつくれるようになった段階なのだ。


そんな彼はなんやかんやで4日間の休みをとる。
そこで出した宿題は、学校の宿題を2日分。


流石に少ないと思ったので、彼に尋ねた。


太:『これじゃ少ないよね?』

生:『充分多いと思いますけど。』


………


は?

あん?

聞き捨てならない言葉だな。


彼に伝えたことをまとめると下記の通り。


あれもする、これもする。それは結構。
でもあれも中途半端、これも適当ではいけないんだよ。
君の手におさまる範囲でやらなきゃさ。
現状では収まりきってないんだよ、
じゃあその足りない分を誰が補っているか分かるか?

それは君を支える大人だろう。
親御様、英語の先生、部活の顧問、もちろん俺もだ。

そうやって皆が支えてくれているから、
君はなんとかやってこれたんじゃないのか?



何で俺が土日も開講したり、時間を延長するか分かる?
圧倒的に時間が足りないからなんだよ。
君たちが宿題を確りしてくるのならいいよ。
土日の間、一生懸命頑張って晴れ晴れした顔で
月曜を迎えられるのならそれに越したことはない。


でも違うだろ。
君だけじゃないよ、他にも沢山いる。


宿題の答えを写してくる奴もいれば、
家に忘れましたと適当かます奴もいる、
正直に出来ませんでしたと言うが、何度でもそれを繰返す奴もいる。


出来ない自分を直視するのが怖いんだろ嫌なんだろ、
だからそういった時の顔は瞳は曇っているじゃないか。
俺もそんな顔をみたくないし、少しでも勉強の助けになればと思って開講しているんだ。


このままの状態で、半年後にどうなるか分かるか?


俺は分かるよ。
だから焦っているんだ。
でも、君が頑張りたいということはギリギリまで応援しようと思っている。
だからこそ折衷策を採用して、ここまでやってきたんじゃないか。
だから君もギリギリまで頑張ってくれよ。


それを、『充分多いと思いますけど』ってどういう言い草だ!


お前、勘違いしていないか?


俺はお前に尽くすために存在しているわけではない。
それは他の大人もそうだ、親御様は別だろうがな。
他人に言われて、してやっている勉強なら辞めてしまえ!!


と、大激怒。


生徒も気付いたらしく、

生:『先生、宿題を増やして下さい。』

太:『そういう短絡的な問題ではない!』



15分後。



メモ用紙を持って、再度生徒のところへ。


太:『じゃあ、さっきの復習しようか。
さっき言われたことで大事なことは何だったと思う?』


………


やはり最後のほうが印象に残っていたようで、
最初に伝えたことはあまり出てこない。。

もう一度言い聞かせ、紙にまとめる。


大事なのは、感謝を忘れないってこと。
そうすれば、いつでもどこでも皆が君の味方になってくれる。


勿論私もね。


怒られた〜 で終わってほしくない。

どうか伝えたいことが伝わるように。


それではこの辺で。

 

教銘舎の太田です。こんにちは。

立山シリーズも最終回。
登山記録だけで一週間ブログを書こうとも思いましたが、
流石に良心が咎めました(笑)

それでは続きを。。



雷鳥沢で休憩を終え、最後の登りにかかる。


でも…




ここからがきついきつい。
たった150mの登り返しがこんなに困難だとは思わなかった。
階段が疲れた足腰にジャブを打ってくる。
何故か左足を上げるたびに痛みが襲う。

途中には地獄谷や血の池、ミクリガ池などがあり、目を楽しませてくれる。
(地獄谷では鼻が苦しかったが)



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室堂に到着した。
時計をみると、7時間58分39秒。
おいおい、ちょうどいいじゃん。

最後はなけなしの体力を振り絞って走った。

そこで撮れた写真がこちら。


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ちょうど8時間だぜ★


ふぃーーっ。楽しかった。


室堂発のバスは最終が17時。これを逃すとお泊りしかない。
しかし今回は余裕の15時台。うん、満足。


室堂ではお土産屋さんで山バッチや、一部生徒へのお土産を購入。
バスを待っている時に、生徒にメール。

『宿題出来たかな?』

そこにお土産の写真も添付したのだが…


体調不良でダウンしていたらしい。
普段から頑張っているからね。
(このお土産は渡し損なっている…)


バスに揺られ、美女平、立山駅へと戻る。


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朝も渡った線路(使われていない)で、Stand by Me♪


富山で夕食を摂ることも考えたのだが、立山ICから高速に乗るほうが楽だったので、高岡で食べることに。


悩んだ結果。。。


塾の近所にある、『マスヤ食堂』へ。


この旅の〆は…


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カツカレー!!


とってもおいしゅうございました。



それではこの辺で。

教銘舎の太田です。こんにちは。

先程の続きを。




前回の御嶽山では、固形燃料でお湯を沸かしたのだが、
中々火が点かずに難儀した。

アルコールなら直ぐに火がつくだろう。


つくだろう。。


つくはずなの!!

あ。 ライターが点かないんだ。


くぅ、盲点じゃった。


(帰宅後、ネットをカタカタして風防とターボトーチを購入したのは言うまでもない)


なんとかお湯を沸かし、
今や定番のウインナーとカップヌードルを作る。



できった♪

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雲上で剣を眺めながらのランチ、極上だ。


40分程休憩して、別山をあとにする。


そこからは長い下りだ。
雷鳥沢キャンプ場までは、コースタイムで2時間程。
そこから室堂への登り返しに50分。
あと3時間程で登山も終わりだと思うと、もう少しゆっくりしたくなる。

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(下山途中で、急に紅葉に囲まれた!!)


それでもグングンと標高を下げる。

最後は川を渡って、雷鳥沢だ。
ここには色とりどりのテントが張ってあった。

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夜に訪れれば、暗闇の中にほのかに光るテントの群れがさぞ綺麗だろう。
テントから一歩でれば、満天の星空が待っている。


じゅるっ

あ、想像でヨダレを垂らしそうになってしまった(笑)


ここでも少し休憩して、最終目的地の室堂を目指す。


一旦切ります。


それでは。。

 
教銘舎の太田です。こんにちは。


下から覗くと、切り立つ岩山のようにみえる富士の折立。
先人に習って、ザックは置いて挑む。

登ってみると…


やっぱり怖かった!!

でも何とか登頂。


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う〜ん、素晴らしい景色。
ほんの数名しかいられないような狭い山頂で、山ガール2名に出会う。
多分街ではガールではないんだけど、山ではガールになる(笑)


我々4名は写真を撮りあい、皆で山座同定を楽しむ。
このガール2名はかなり山に行っているようで、多くのことを教えてもらった。

そろそろ下山、


でも、登るときに怖かったんだよね。。。


あ、意外と大丈夫。
一度通った道ってのは怖くなくなるもの。
これは人生の道と通ずるところがある。


富士の折立を後に、剣岳を間近に望む別山に向かう。


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(一番高い山が別山)


途中は稜線で気持ちよかったのだが、別山のふもとにくると、
一の越から雄山へ向かう道と似た感じになってきた。


ここまでに4時間近く歩いているので、そろそろ疲れが出てくる。

そういえばお腹も空いた。
何度かランチにしようと考えたのだが、
『お腹パンパンでしゅ』で別山に登るのは厳しいと考え我慢していたのだ。


山頂でランチ♪剣岳をみながらランチ★と
自分に言い聞かせながら、きついきつい坂を登る。


なんとかかんとか到着。
調度昼時だ。


別山山頂にある神社にお参りして、待望の剣岳に会いに行く。

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お〜 君が。

蟹の横ばいとか、縦ばいで有名な剣か。
こっから見てると、結構簡単そうなのにね。
ふと近くのおじさまにそのような質問をしてみた。

太:『おじちゃ〜ん、剣岳って難しいん? 日帰りじゃきついかな?』
(私の基準は日帰り登山。)

お:『そ〜〜うとう、厳しいぞ。昔登ったけどあれはきついわ。』


う〜ん、この本気の山屋がそういうのなら、止めておこう。
命あってのものだねだ。


私はボードや山で、目標にしていることがある。


それは…

『死なない・怪我をしない』ことだ。
当たり前のようだが、ボードとかもこの目標があるから、
トリッキーな技には挑戦しないし、
登山でも何度ルートや天気を確認して出かけるようになった。
遊びで怪我して、仕事に穴を空けるなんて格好悪いことは絶対に避けたいのだ。


ここでお楽しみのランチを。


今回はアルコールストーブを持ってきた。


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(横にチラリと見えているのが剣岳)


写真の関係で、一旦切ります。



それでは。
 

教銘舎の太田です。こんにちは。


立山登山の続きを。


室堂をあとにした我々は黙々と歩く。
途中地図があったのでそこで位置確認。。って、今出たばかりなのに?

山ではどんな時でも自分の位置を
把握しておくことが大事なのだと、
数回の迷子(笑)を経験して知った。

今ではGPSロガーと地図コンパスのセットを携行している。


自分の位置を知ることか…

勉強でも社会でも大事なことだな。
現在地の標高と目的地の標高。
そこにたどり着くまでに、どのような道を歩けばよいか・
どのような物が必要か・どのような努力をすべきなのか・
どの位時間がかかるのか。

それが分かっていればどんな山でもいつかは登れるだろう。


そんなことを思いながら、これからの行程の長さにちょっとゲンナリ。


歩き出したばかりですけど(笑)


一の越まではコースタイムで80分、
そこから雄山までは60分となっている。


が!!


45分で一の越に到着(笑)


飛ばしすぎた。


一の越もスルーして、雄山を目指す。
ここからは岩場だらけの世界。
軍手か手袋をしていないと厳しいものがある。
標高も3000m近くなり、遮るものがないので風も凄い。
やっと登山らしくなってきた。


振り返ると、白山が雲上にそびえている。
去年も一昨年も登った白山、今年はまだチャンレンジできていない。
次の目的が決まった。


8時50分、登山を開始してから1時間35分で雄山に到着。


一等三角点にタッチ!!!

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と、ここであるものが目に映る。


富士山だ!!

なんて運がいい。
ほんの1時間の間に白山・立山・富士山に出逢えた。
言わずと知れた日本三霊山。


雄山では商売繁盛の木札とご朱印を購入。
カロリーメイトを食べて、お次の山へ向かう。
ここは3003m、立山最高峰の3015mは大汝山なのだ。
雄山からほんの10分ほど歩いただろうか。

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大汝山の山頂に立つと、こんな景色が待っている。


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黒部ダムだ。
昔懐かしの『ホワイトアウト』という映画を思い出した。


そこからは尾根を歩き、富士の折立を目指す。


えっ!


折立、結構険しいんですけど!!


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ちょっと怖い。。
 

教銘舎の太田です。こんにちは。


今日は立山登山の様子を。



立山(室堂)までは立山駅からケーブルカーに乗り、美女平まで行く。
そこからは1時間ほど高原バスに乗って室堂へ。



三連休の立山は混み合う。

ケーブルカーの始発は6時だが、チケット売り場は5:20に開く。


それを見越して、高岡集合は4時。


お互いなれたもので、集合前にコンビニに寄って昼食等を購入する。



立山駅に到着すると、周辺の駐車場は既に満車。
駐車スペースじゃないところまで、車で埋まっている。
そんな中、テントを張って就寝している人もいるから、山やはすごい(笑)


近くの駐車場は諦めて、神通川沿いの臨時駐車場へ。
以前生徒と来たときもここに停めた。


あの時は、車のエアロをでっかい石で擦ったんだった。。。。
今度は気をつけてっと。。。    無事駐車完了。
お隣は岡山ナンバーのジムニー、自分のジムニーと同じ型、色だった。

岡山からジムニーで富山。。。
ちょっとした罰ゲームだな。。。。




立山駅には5時10分到着。
チケット売り場には長蛇の列。


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それぞれがこれから向かう山に向け、高揚しているようで、
朝一なのにワイワイガヤガヤと元気だ。


少し待つとチケット売り場のカーテンが開き、
暗闇の中に煌々と灯りが現れた。 無事6時発のチケットを購入。


ケーブルカーは超満員。
つり革さえ人数分には足りないようで、相方は苦労していた。
私は長身を活かし、つり革の上の棒を握っていたのだ(笑)


美女平に到着すると、すでに高原バスが待っていた。
バスに乗り込もうとすると、上の方で大きな音がする。
 

ん?


猿だ。


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観光客がエサをやるからだろうか、
こんなに沢山の人がいるのに不敵な、と感じたが、
我々が彼等のエリアに足を踏み込んだのだろうと思い直す。


そこからは称名滝や樹齢400年以上の立山杉、
餓鬼の田んぼなどを車窓から眺め、室堂へ。


急ぎの旅なので、室堂はそのまま通過。
立山と記された大きな石碑の写真を撮る。

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時刻は7時14分、これから8時間から9時間の行程が始まる。


足取りも軽く雄山を目指す。
太陽が雄山の下から少し姿を覗かせている。
この道の先には太陽があるようだった。

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教銘舎の太田です。こんにちは。


登山をしている時に感じたことを。



登山は苦しい思いをした分だけ喜びとなって返ってくる。
但し自分の意志で行う場合に限定される。


若い者は体力に任せて登山をするが、
お年寄りは体力が無い分を経験で補う。
しかし経験が無いお年寄りは低い山しか登れない。


真っ直ぐに登ったほうが楽そうに見えるが、
実際には曲がりくねった道の方が数倍易しい。


一人で登れば気楽だが、諦める時も気楽になってしまう。


山に入れば、そこは動植物の世界だ。
お邪魔している人間が気を遣うべきだ。


山の楽しみ方は人それぞれ、
高い山を目指す者もいれば、
山に生きる植物に逢いに行く者、
友や愛する人との時間を楽しむ者もいる。

どれかが一番ということはなく、
何に喜びややりがいを感じるかということだ。
それは学校・会社選び、ひいては人生の楽しみ方にも通ずるところがある。


登山では出逢った人に挨拶をする。
それはきっと、困った時に頼れるものが少ないからだろう。
遭難した場合、怪我をした場合、落し物をした場合、
山だと多くの人が助けてくれる。
『助け合い』の精神が生きているのだ。


登った山の名前は覚えられる。


登ったことの無い山は簡単そうに見える。


同行者が居る場合、登山中は後ろを歩き、
下山中は前を歩くようにしている。
転げ落ちる時でも一緒か、あわよくば支えられるからだ。


先を歩いている人が正しい道を知っているとは限らない。


ゴールが見えてからが長い。


長い上り坂は、上を見ないで足元に集中した方が楽に登れる。
下り坂は足元を見ないと転げ落ちる。


高い山に登れば偉いということはない、
何故ならロープウェイが9合目迄達していることもあるからだ。
但し、ロープウェイに乗るためには、それなりのお金がかかる。


車で山頂まで行ける山には惹かれない。


登山をすると精神が研ぎ澄まされる。


それではこの辺で、、、塾ブログらしく。。。


『登山』・『山』を『勉強・受験・高校・大学』に変えて、再読して下さい。


山って高く、深いんですよね。


それではこの辺で。


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