教銘舎の太田です。こんにちは。


先日折込をしたチラシをご覧になられた方や、
保護者の方からのご紹介で体験入塾が相次いでいます。


有り難いことです。


今週は体験や面談のご予約が多いので、下記に現在受付可能な日時を記します。


2日(月) 17時〜17時30分開始 19時30分〜22時
3日(火) 受付終了
4日(水) 受付終了
5日(木) 17時〜18時開始 22時開始
6日(金) 10時〜16時開始 21時〜22時開始
7日(土) お問い合わせ下さい。
8日(日) お問い合わせ下さい。



お客様の方から、『体験入塾希望です。』と仰られない限りはこちらからお名前や連絡先を聞くことはありません。


体験入塾では、初回のみ保護者の方にも同席頂きます。(約30分)


持ち物は、中学生の方は直近のテストと筆記用具。小学生は筆記用具のみです。


体験入塾は4回で、回数内でしたら時間無制限で受講することができます。


18時以降でしたら1階の駐車場をご利用頂けます。


体験入塾を終えられ、入塾したいとお考えの場合はご連絡ください。
(体験後こちらからご連絡することは御座いません。)


ご連絡頂く時間帯は、9時〜18時までか22時過ぎだと助かります。


現在の点数や状態は問いません。人は変われます。




どうぞ宜しくお願い致します。
 

教銘舎の太田です。こんにちは。


中高生に服装のことを注意するのは難しい。
難しいが、伝えなければいけない。


学生は学生らしい格好をしているのが一番だ。
妙に大人びた服を着たり、化粧をするのはとても滑稽に映る。


更に言葉を選ばず言えば、馬鹿っぽい格好、
チャラい格好、下品な格好と表現されるものを纏うものもいる。



類は友を呼ぶ。

似た言葉で同類相憐れむ(苦笑)



見た目は派手だけれど、
中身は凄く大人しくて良い子というのも勿論居る。

居るのだけれど、馬鹿な格好をしていると、もっと馬鹿な奴等を、
チャラい格好はもっとチャラい奴等を引き寄せてしまい、少しずつ侵されていく。



朱に交わればなんとやら。


中高生はまだまだ自分という器が出来上がっていない。
どのような環境にあるかで、数年後の未来が大きく変わってしまう。


『根は良い子なんです。』というのは誉め言葉ではない。


それではこの辺で。


教銘舎の太田です。こんにちは。


先日のテスト前講習中のこと。。



13時から開講しており、食事も満足にとれない程忙しかったので…


夕食を食べに一旦帰宅する中3の生徒に、ついつい言ってしまった。。


『ねえ、○○ちゃん(こういう時だけ”ちゃん”付け)、家にあるお菓子を持ってきてよ。

あ、お母さんには内緒でね、お母さんに言っちゃうと大変なことになるから。』


……(1時間後)……


私の目の前にはきのこの山とたけのこの里が!!



『なんで!?』


「家にお菓子がなかったのでコンビニで買ってきました!」


『そうじゃなくて、なんできのことたけのこを両方買ってきたの?』


「先生はどちらが好きか、分からなかったので。。」


『そっか、ありがとう。』
(内心:どちらって、どちらも変わらんのでは……)


『いくらだった?』と聞く私に、お金はいらないという生徒。

いやいや、流石にそれは駄目だよと500円を握らせる。


その後レシートを貰うと、二つで400円以上している。


意外と高級な山の幸(笑)



いつ味比べをしようかと、モフモフしていると、

18時にやってきた生徒が法要のお菓子をくれる。


ここで頂いたどら焼きは、
これまでの人生で一番に美味しいものだった。

これまでのどら焼きの常識を覆すもので、なんといっても皮が美味しい!
自分でも買いにいこうと、どら焼きについていた小さなシールを手帳に貼った。

ご馳走様で御座いました。




その後高1の生徒が、家族旅行で訪れた広島土産のもみじ饅頭をくれ、夕食の時間に買い物に出掛けた生徒にシュークリームを買ってきてもらい、気がつけばお菓子まみれ。


そしてこれだけお菓子が集まると、別に食べたくなくなる(爆)


願えば叶う。そんなことを実感した一日だった(笑)


それではこの辺で。

 

教銘舎の太田です。こんにちは。


昨日ある生徒が言った。


『剣道の夜連が終わってから30分位ですが、出席してもいいですか?』


これまでも剣道の夜連が無い日は全て通塾していたのだが、
これからは、ほぼ毎日通塾したいという。


それもほんの30分のために。


決して私から提案したことではない。


ちなみに格段勉強が出来る生徒ではない。むしろかなり苦手な部類。

これまではさせられる勉強だったのが、進んで行う学習になっている過程だろう。

嬉しい提案だが、親御様が送迎されるということも考慮して、もう少し話を詰めていこうと考えている。


………


今日でテスト前講習は終わるが、
あと一ヵ月もすれば期末考査がある。

中間が終わったからといって、
早速休むような生徒は期末考査のテスト前講習に出席させない。



もう一つよしないことを。


当塾を退塾される際、『また子どもが頑張ると言ったら通わせます。』というような事を言われることがある。


実際に退塾した後、
『もう一度お願いします。』と頭を下げられることもあるが、
再入塾はお断りしている。



塾を辞めるというのは、そんなに簡単なことではない。
私にとっても、生徒と離れるというのは辛いことだ。


だからといって退塾希望の方に、
『再入塾は出来ませんよ。』とお伝えすると、
辞めないでほしいと引止めているように感じられるかもしれないので、これまで口に出したことは無かった。


辞めた生徒のことや卒塾生のことは今でも気になる。


昨日もリンゴを剥いていて、
いつもリンゴを口いっぱいに頬張っていた生徒を思い出した。


LINEで繋がっている生徒のコメントをみて、
心配になることが多いので、殆どの生徒はブロックしている(笑)


そのようにセンチになってみても、
彼等は彼等の道を歩んでいくのだし、
私も私のやり方で前に進んでいくしかないのだと自分に言い聞かせる。


ある一定の期間だけをみれば、親御様よりも友達よりも長い時を過ごす(過ごした)生徒のことは、そんな簡単には割り切れない。



だからこそ、だからこそ、退塾された段階で綺麗に終わりにしておかないといけない。


それではこの辺で。


教銘舎の太田です。こんにちは。


当塾の門をくぐる生徒は、小学校でも有名な悪ガキでもや、
中学校の教師が諦めたような生徒でも必ず大人しく、聞き分けの良い子になる。
(あくまで当塾に通おうという意思のある生徒だが)



その子たちが真面目に勉強をし、私の言うことをきちんと聞き返事をしている姿をみて、周囲の友達や親御様が驚かれることがあるが、この件に関しては私なりに思うところがある。


彼等が素直に私の言うことを聞くのは、
私のことが恐いということも些少はあるのだろうが、決してそれだけではない。


まず前提として、子どもは本来素直で真面目なのだ。

そして大人から認めてほしいと願っている。


悲しいことに多くの大人は自分のキャパの小ささや自信のなさから、
自分が知らない世界にいる子どもや、
自分が理解出来ないことを言う子などなど、
そういった児童に対して厳しい目で見ることや、批判的になることがある。


そんな大人たちを子どもたちは恐がり、
意固地な態度や強硬な姿勢になってしまうのだ。



私は生徒に身体を向け、生徒の目を見て話を聞くし、

生徒のご機嫌をとろうとも思わなければ、
生徒を自分の思い通りにしたいという欲求もない。


塾に通いたければ通えばいいし、
辞めたいというのなら一ヶ月どうこうと言わずに、直ぐ辞めればよいと考えている。


生徒が頑張りたいというのなら、私も一緒に。という姿勢でおり、
彼等の成長は心から望んではいるが、無理矢理にどうこうするつもりはない。


ただ先を見えていない子には、少しだけそういった話もするし、
時には強硬手段をとることもある。


相対的にみれば、非常にフラットな状態で生徒に接しているつもりだ。


たまに異性の生徒が苦手だという同業者もいるが、
生徒たちを大人として扱うから駄目なのだ。

年齢があがるにつれ、姿形は大きくなっても、
対応する側が大人であればちゃんと子どもになってくれるものだ。

生徒に舐められたり、こちらの言うことを聞かないというのは、
生徒側がこちらを認めていないということだろう。


塾の役割の一つに、本来子どもが持つ力を最大限に引き出すことがある。


その為にも、私自身が情報に惑わされず、余計なものを纏わず、
真っ直ぐに子どもたちを見ていられるようにしなければならない。


現在はテスト前講習で非常に忙しいが、
やはり子どもたちを指導するのは楽しい。下手に旅行をするよりも余程。


それではこの辺で。
 
教銘舎の太田です。こんにちは。


子どもたちの持ち物を見ていて、気がつくことがある。


小学生〜中1位の子は、
塾用のかばんとしてお母さんお手製の手提げを使っていることがある。


大抵男の子は青色で女の子はピンクなのだが、これを提げている姿が何とも愛くるしい。

恐らく幼稚園の頃使っていて、通塾するようになってから何処かから引っ張り出してきたのだと推測するが、親御様手作りのかばんを持って塾に通えるというのは、本当に幸せなことだ。


『筆箱を大事にする生徒は成績が良い。』と
なんの根拠もないことを以前に書いたが、最近では塾用の筆箱を用意する生徒が増えてきた。


本来は学校で使っているものを塾に持ってこればいい話なのだが、
そうすることで筆箱の忘れ物をする可能性が発生する。


塾用かばんに塾用筆箱を入れておけば、
かばんを忘れない限り筆箱を忘れることはない(笑)


もう一つの理由として、私が筆箱のデザインにケチをつけることが多いからではと心配している。


例えば、髑髏(ドクロ)が描いてあるものや(子どもが持つものではない)

ベロから舌を出しているロゴや、
(ローリング・ストーンズのロゴとなっているが、元を辿ればカーリーというヒンドゥ−教の女神なのだが、見るも恐ろしい容姿でその神話もクドイ。)

※○○先生すいません。悪気はないです。


その他にはナメコが沢山描いてあるものなど、結構好き嫌いが激しい。


これまた根拠はないが、筆箱の中にカラーペンが沢山入っている生徒は学力が低いとことが多く、親御様の仕事関係で貰ったような三色ペンが無造作に入っているような生徒は勉強が出来ることが多い。(気がする)


ちなみに当塾では高校生でも鉛筆を使っている生徒が多い。
理由を尋ねると、あの書き味がよいのと長時間使っていても疲れにくいとのこと。
シャーペンもどんどん進化していっているが、最後はそこに戻るのだろうか。


お手洗いに行く際にハンカチやハンドタオルを持っていく生徒も多く、好感が持てる。

本来塾ではそのような気を遣わなくてもいいのだが、お友達の家に伺などはそのようにした方が良いだろう。
(当塾は日に何度もタオルを替える)


靴の踵が潰れている生徒(特に女の子)はだらしなく見えるし、それでは靴も可哀想。

スニーカーなどは汚くてもいいのだが、きちんと紐が結ばれているだけでスゴイな〜と思う(笑)
(未だに蝶々結びが出来ない)


当塾ではスマホやそれに準ずるものは、
出来るだけ持たないように言っているが、
塾から出た瞬間にカバンから出している姿を、
3階からそっとみていたりする(家政婦は見た気分で:笑)

塾で出さないだけマシかと思ったりもするが、やはり教育上宜しくない物だ。


思ったことを徒然と書いてしまった。


今日もテスト前講習、早めに塾に行ってエアコンを点けておいてあげよう。


それではこの辺で。
 

教銘舎の太田です。こんにちは。


今日のテスト前講習は、
芳野中2名のためだけに開講する予定だったが、結局10名以上が集まった。
(多少語気を強めて出席するように迫ったからか??)


残念だが、言われないと出来ない人、言われないと気がつかない人もいる。


そういう人は、たまたま今回がそうだっただけで、これから変わっていけば良いのだ。


殆どの生徒が13時から出席する中、一人15時からやってきた生徒がいた。


この子は昨日も何故か20時で帰宅したのだが…



少しだけ話をした。


『君はさ、なりたい自分ってある?
例えば、スポーツが出来る自分、勉強が出来る自分、優しい自分、
異性にもてる自分、花の名前をよくしる自分、地図にはめっぽう詳しい自分。

どんな自分でもいいのだけれど、このようになりたいと思い描く自分像があるか?』



「……… 勉強が出来る人になりたいです。」


『そうか、、別に勉強じゃなくてもいいんだけれど、

例えば美しい人になりたいとするでしょ。
美しいってのは、目が大きいだけでも駄目だし、鼻筋が通っているだけでもいけない。

要はバランスなんだよ。例え顔は綺麗になっても体型とのバランスだって大事だし、

どれだけスタイルがよくたって、声がガラガラではいけないし、
性格がドブみたいな奴だったら、それだけ見目麗しかろうが、ブサイクって言われるだろう。


美しいってことは、各部の調和がとれているか、
または絶妙に不均一で、それでいて調和がとれているような人や物のことをいうのだよ。


つまり、目だけでも鼻だけでも口だけでも駄目なの。


君は勉強をするために塾に来ているんだよね。
つまり勉強が出来るようになりたい訳だ。

じゃあなんで早く帰って、遅くくるの?』


「家族の用事で…」


『その家族の用事ってのは勉強よりも大事なことなの?
君がいないと成り立たない用事か?』


「いえ、荷物を運んだだけです。」


『ほぼ戦力外だよね(笑)』



『君の髪の毛、一本を引っ張ったって気がつくでしょ。
それは頭皮に神経があるからだよね。

そのように、全てのことに気を配らないといけない。

例えば教材の箱。何故背表紙が裏になっているの?
時間、何故時間を守れないの?
何故宿題をしてこれないの?
何故忘れ物をするの?何故?何故?

それは君にとってどうでもいいことだからだよ。
だけど、本当に勉強が出来るようになりたいのなら、
今言ったことは、数学のワークを10ページ解くよりも大事なこと。

いいかい?賢くなるっていうことは、勉強が出来るってことと同義ではないんだ。

本当に賢くなりたいのなら、ちゃんと気を張って生きるように努力しなさい。』


「はい!」


………



1時間後


ZZzzzz………


お休みになられました。



ははは、こんなこと位でメゲていたら塾講師なんてやっていられない。

笑って𠮟れる位じゃないとね。



言って直ぐに出来る訳がない。

何度も何度も繰り返し伝え、
伝えた分と同じだけ過ちを繰り返していく。

だけど、私の手から離れる時に、
伝えたことの1/10でも出来るようになっていれば、
私の教育は成功であったと言えるだろう。

または、直ぐに形にならずとも、10年後、20年後に何らかの形で生徒の中に残ってくれればという位に考えている。


ちなみに明日は15時から開講しています。(今日聞きましたZ)


それではこの辺で。

教銘舎の太田です。こんにちは。


テスト前講習と称し13時から開講しているが、
17時で帰る生徒・20時で帰る生徒・22時で帰る生徒がいる。


明日も13時から開講するが、13時から出席する生徒、
14時・15時・16時・17時・18時・19時から出席予定の生徒がいる。


今日17時に帰宅する生徒に聞いてみた。

『何で17時に帰らないといけないの?』


「………」


突っ込んでみると、特に用事がある訳ではないらしい。


要は「何となく」。

「まだ中1だから、13時から行けば、17時位まででしょう。」
「他の塾では、大体2時間位が一こまだったから。」
「疲れているのに、4時間以上は…」


そのように何となく決まった時間が17時だったのだろう。


そのように何となくしてきていることが、今のお子さんを作っていることに

「はっきりと」気付いて頂かないといけない。




保護者の方が仰る言葉で多いのは、

何となく、いつの間にか、私は○○だと思っていたのですが、
小学校までは出来ていたのですが、皆がそうだから、忙しいから。


出来ない理由やしない理由なんて探せばどれだけでもあるでしょう。


だけど、そのままでは変わらない、変えられない。
まず考え方を変えないと行動は変わらない。
行動が変わらないと結果は変わらない。


何故そうするのか、何故そのように言われるのか、何故そこまでしなければいけないのか。

全ての事柄には必ず理由がある。

何故そうするのかを理解して進めるのと、
人から命令され、意義も分からずに闇雲に進めるのでは、
同じような作業をこなしていても、全く違う物が出来上がるだろう。


私は意味もなく、意義も分からず13時から22時まで開講している訳ではない。


その辺をもそっとお汲み取り頂けると嬉しいのだが。。。


明日も13時から開講しています。

それではこの辺で。

教銘舎の太田です。こんにちは。


当塾の女子は頑張り屋さんが多い。


早い時間からやってくるのも、
遅い時間まで残っていくのも圧倒的に女子が多い。


ちなみに男女比率は10:11で僅かに男子が多い。


持論だが女子はコツコツ型が多く、
理解力や発想の豊かさにかけては男子に劣るものの、
中高迄の勉強内容であれば、ほぼ努力で補える。

男子はコツコツと努力することが出来ない場合、
出来る子、出来ない子の差が非常に大きくなる。
そしてその差は、小学校入学までについている。


先ほど中高まではと書いたが、悲しいことに普通の大学に行けば
高校生よりも勉強時間が短いことは周知の事実だろう。


大学以上で本気で学んだ人は、
どこかで持って生まれた『差』というものに気がつくのではないだろうか。
(高校で感じることもあるが、それはまだ挽回可能な差だ)



こういったところに勉強の素晴らしさや面白さがある。
環境は平等ではないが、生まれた時についた差の殆どは努力で埋めることが出来る。


そのように恵まれた環境にあっても、
いつも誰かのせいにして自分の不遇を嘆いている人間は必ずいるものだ。

そうした人は可哀想だが、一生そのように下を向いて生きていくしかない。


ちなみに来週の月曜日、つまり明後日。
芳野中は振替休日とのことで(今日聞いた)、
芳中生のためだけに13時から開講しようかと提案したが、
女子2名を除いては難色を示した。


とても残念だ。


一番目標まで遠い人間がサボって、充分努力をしている人間がこれまで以上に努力をするのだから、中々差は埋まらない。


たった2名だけれど、努力を惜しまない二人に私も出来うるだけのことはしよう。


ということで、月曜日は13時から開講しています。
早めに出席したいと考え直した生徒は、連絡してから出席して下さい。


それではこの辺で。

教銘舎の太田です。こんにちは。


今日は旅した時の話を。


高知へ行ったのは5月の初め。
GWの合間を縫って、平日の二日間を使っての旅だ。

同行者は中学校からの旧友。
移動手段は車、目指すは桂浜!!


待ち合わせは3時30分だったのだが、
友人の仕事終わりが0時近くだったことから
(私は22時に終えている)中途半端に睡眠をとるより、
いっそ早めに出発しようということになった。


そして1時30分頃出発。


北陸道を南下する。
道中あまり乗用車を見かけず、トラックばかりだった。

高速道路とはいえ、山中は申し訳程度の街灯しか点いていない。

そのような暗闇を走っていて、後ろから「ゴォォオー」という音を立てて走りさっていくトラックは過去の怪物のようにさえ感じ、幾許かの恐怖を覚える。


米原で名神に入り、大分車も増えた。
研修やらなんやで、京都を目指して走ることが多い私だが、
人間の感覚は不思議なものだと思った。


京都を目指している時と、
神戸や岡山、広島を目指している時とでは走っている距離・時間の感覚が違うのだ。



広島までなら軽く600km、京都なんてまだまだ序の口だ。
それでも京都を目的地にしている時の、250kmちょっとは結構長く感じてしまう。


京都には大好きな喫茶店や(まだ誰も連れて行ったことがない、私の中で喫茶店は一人で行く場所なのだ)、カウンターが4席しかないステーキ店、トロトッロのビーフシチューを出してくれる洋食店に、これ砂糖が入っているの?と感じるほど甘い抹茶を出す茶房。


数え上げればキリがない程、美味しく趣のある店が揃っている。



あ、気がつけば食べ物の店ばかり。



勿論素敵な寺院や雑貨店、活気に満ちた市場も門戸を開いて待っている。



そんな京都へ是非 おこしやすぅ。


おっとと、今回は京都ではなく高知だった。。。


話をグイッと戻そう。


京都を過ぎ、明石海峡大橋を通り淡路島へ。

そして四国は徳島の地を踏む。
以前鳴門海峡で1時間位粘ったが、結局渦潮は見られなかった。
あいつらは何時グルグルしているのだろう?


何故だか一度高速を下りて、下道を5分程走ってまた高速に乗る。


こんな距離なら繋げてほしいものだ。
(一度下りることで高速料金が割高になる)


そのまま高知へ向けひた走る。


桂浜に着いたのは、10時頃。
たっぷり8時間以上かかっている。
(途中SAで睡眠をとった。)


先ずは坂本竜馬の銅像とご対面。


道なりに行くと、まず竜馬の背中が見えてくるのだが、
なんて広い背中なのだろう。(単に銅像がデカイ)
回り込んでご尊顔を拝すと、竜馬の目は海をみている。


竜馬像を後にし、階段を降りていくと美しい光景が眼下に広がる。


青い海に白色の砂浜、そして遠くにはお社が見える。
自分がサンダルだったことも忘れて砂浜に駆ける。


桂浜は月が美しく見えることでも有名だ。
ここで眺める月はさぞ美しかろう。 と悦に浸ってみたが、

やはり足が痛い××


そうそうに舗装路へ戻り、少しだけ階段を上ってお社に到着する。


其処からは絵に描いたような景色が広がっていた。



………


充分景色と海の風を味わい、
お土産屋さんを冷やかしながら車に戻る。

時計の針は11時を指していた、いい時間だ。そろそろお昼にしよう。

事前にカツオのタタキが旨い店を調べておき、
ナビに登録しておいたので迷うことなく到着。桂浜からは10分程のところだ。


この店は藁で火を焚き、自分たちでカツオを炙るという体験型の食堂なのだ。

まあ食堂といっても、メニューはカツノのタタキしかないのだが(笑)

銛のようなものに刺されたカツオ、一柵。意外とでかい。
観光地にあるような店だからもっと小さいのかと思っていた。
轟々と燃える炎の中にカツオを投じる。
左手でカメラ、右手で銛を持っていたので、結構キツイ体勢だ(笑)


炙っていたのはほんの1・2分だろうか、
大将が加減を確認して、まな板の上にカツオを置く。


それを小気味良いリズムで切り分ける大将。おう、職人さんやな。


接客態度は横柄で、言葉遣いも悪い親父だったが、仕事が確かなので不愉快には感じなかった。

切り分けられたカツオを受け取り、ネギだニンニクだワカメだと自分たちでトッピングをして、席につくとご飯や味噌汁の定食セットを盆に載せて持ってくれた。


炙りたてのカツオ、最初はトッピングを外してカツオだけを塩で頂く。


うん、これは肉だ。それも上等の。勿論旨い!


塩は粗塩なので、加減が難しい。
ほんの少しのほうが魚の甘みを感じることができる。


大満足で完食。


まだ1/4日も書いていないが、長くなったので一旦失礼をば。


それではまた。