教銘舎の太田です。こんにちは。
当塾の生徒はその半数以上が保護者の方に送迎をしてもらって通塾している。
本来子どもの送迎には反対の私だが、
徒歩や自転車で通塾できる範囲を超えている生徒に限っては態度を軟化せざるを得ない。
これから述べることは感覚的なもので
多分な主観も入っているからまゆツバ位に読んで頂ければと思うが、
出来る生徒の保護者様ほど子どもと絶妙の距離を保っている。
要はどこまで面倒をみるか、どこまで干渉するかという線引きが非常に巧みなのだ。
元々多くの生徒は保護者様の意思で入塾を決め
通わされている状態からスタートしているのだろうが
いつの間にかそれが本人の意思に変化している。(これは多少塾も誉めてもらいたい)
そうすると塾に通わされていたのが塾に通わせてもらっているに変わり
自分が塾に行きたいのなら自分の足または公共の交通機関を使って行きなさい。という指導がとられているように思う。
そうした生徒は通塾時間も早く、帰宅時間も早い傾向にあり、
これまた健全な少年少女の育成に置いてはよい効果を齎しているのではないかと思う。
勿論受験生は22時、23時まで頑張ってもらいたいと考えているので
そのように早く帰る生徒には帰宅してからの宿題も出ている。。
宿題や忘れ物をした際に、どうするのかと糾弾すると
『親に電話して持ってきてもらいます。』という生徒がいるが、
「親御様は君の奴隷か隷属か。君のためだけに生きている訳ではないんだぞ。
何故自分が侵したミスを人に尻拭いしてもらおうという発想に至るんだ!」と余計叱られることになる。
可愛いが故にまた憎らしく、歯痒くもある生徒たち。
そんな彼らが立派な大人になって、他人のために行動できるようになり
いつしか生まれてきて良かったと思えるような充実した人生を歩んでもらいたいと心から願い指導をしている。
過干渉、過保護は子どもたちのためにはならず、与えすぎた水や肥料は自立心という根を次第に腐らせてしまう。
強い根を張らせるためにはある程度畑を耕してやるだけでよく、あとは放っておいて自然に任せるのが一番。
何となく思ったことを徒然と。
それではこの辺で。